中小企業診断士を目指したきっかけ①

中小企業診断士

エンジニアリング会社でプロジェクトエンジニアとして工場建設業務に携わっていた私が、なぜ中小企業診断士を目指すようになったのか、その背景ときっかけについて詳しくご紹介します!

独身時代

独身時代、私は国内の工場建設業務に従事していました。1年間の本社勤務では、見積もり、調達、設計といった各フェーズに関わり、その後1年間は工場建設現場で建築工事や試運転などの業務に従事しました。そしてプロジェクトが完了すると、また次のプロジェクトにアサインされ、本社で見積業務からスタートします。この1年ごとで本社と現場を往復し、多種多様なプロジェクトを遂行するサイクルは、様々なスキルを身につける絶好の機会でした。

当時は「働き方改革」というフレーズが広く浸透していない時代で、残業が日常茶飯事でした。特に建設現場では、休日は日曜のみで土曜と祝日は仕事。それでも、その当たり前のような状況に対して、ただただ仕事に没頭していました。仕事を学び、成長し、プロジェクトに貢献することの喜びを感じていました。

また、現場赴任は仕事以外でも新しい経験を積むチャンスでした。様々な地域での暮らしは、雪国での朝の雪かきや地域ごとの食文化、休日の観光などを通じて、多くのことを学びました。忙しい合間にも新たな発見があり、その中で生活の楽しさを見出しました。

結婚~共働き

そんなこんなの仕事生活でしたが、幸いにも結婚することができました。

結婚後、妻も正社員として働き続けることを望みました。そのため、私たちは夫婦で仕事に励む共働きのスタイルを築いていくことになりました。結婚後も、独身時代と同様に働き方は変わりませんでした。入籍後わずか2週間での現場赴任は、新婚なのに別居生活を余儀なくされる苦しい現実でしたが、妻がたまたま私の現場赴任先に出張で来る機会が多く、貴重な休日には共に観光を楽しむことができました。現場所長の理解と協力もあり、GWに休暇を取得して妻との素敵な旅行を楽しむことができたことは、私たちの絆を深める大切な時間でした。

約1年間の現場赴任が終了し、また本社勤務へと戻りました。本社での業務は朝8時から夜8時までの長時間勤務で、妻も同様の働き方をしていたため、日々の生活は忙しいものでした。それでも、お互いの強い励まし合いと信頼の下、隙間時間を見つけては連休を利用して旅行に出かけました。そんな中、子どもが生まれることを考えるようになりました。子どもが生まれたら旅行は難しいかもしれない、今がチャンスだと思い、スイス、チリ・アルゼンチン、デンマーク・フィンランド・スウェーデンなど、多くの国々を訪れる旅行を楽しんでいました。

第一子誕生

結婚後2年ほどで長男が誕生。出産後妻は1年2か月の育児休暇を取得しました。私自身は出産時は現場赴任中、、、たまたま休日で自宅にいるときに長男が生まれたため、幸いにも出産には立ち会えましたが、その後は家を空ける日々。土曜夜に妻・長男のもとに帰り、日曜の夜にまた現場赴任先のアパートに戻る生活でした。妻・長男も現場赴任先に来てくれることもあり、現場赴任しつつも家族一緒に過ごす時間を何とか確保しようと努力していました。が、今思うと長男の育児はほぼ妻に任せっきり。帰宅後に長男の入浴や寝かしつけをたまに手伝って、育児をしている気になっていました。当時は昼間は仕事をして、夜に育児も手伝って頑張っていると思っていましたが、主体的に育児に関わっているとは言えない状況でした。その後、すぐに育児の楽しさ&大変さの現実を知ることになりました。

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