エンジニアリング会社でプロジェクトエンジニアとして工場建設業務を行っていた私が、なぜ中小企業診断士を目指すようになったのか、そのきっかけを説明します!
育児休暇取得に向けて
現場赴任が終わったタイミングで長男が1歳になるころ、2か月間だけですが育児休暇を取得しました。現場赴任時にはあまり子育てできていなかったことと、ちょうど仕事が一区切りしておりまとまって休みを調整できたことが理由です。当時(2019年)はまだ社内で男性の育児休暇取得は一般的でなく、部署内で取得したのは初めてでした。そのため、早めに上司に希望を伝えておかないと何が起こるかわからないと考え、育休取得の半年以上前からことあるごとに上司に育休取得希望と伝える日々。最初は前例もないため冗談と思っていた上司も、何度も私から話を聞かされることで、本気だと気付いてくれました(笑)。その後、私が2か月間仕事を離れても問題ないように、前もってプロジェクトチームの同僚が協力して業務を調整してくれました。協力してくれた職場のみんなには感謝の気持ちでいっぱいでした。
2023年現在は社内でも男性育休取得はかなり広がりました。社内で男性育児休暇が広がる一つのきっかけになれたかなと思っています。
2か月育児休暇取得
いざ育児休暇を取得!妻も当時まだ育児休暇中だったので、妻にアドバイスをもらいながら、初めて妻と同じ時間・内容で育児に関わりました。離乳食を作って食べさせる、妻の自由時間を作り私が子育て支援センターに長男と遊びに行く、ミルクをもって寝かしつけをする、夜泣き対応で夜中に2~3回ミルク&抱っこで再び寝かしつける、などなど。子育ての大変さを身をもって体験しました。例えば以下のようなことが挙げられます。
- 妻以外の大人と会話する機会がなく、社会から孤立した感覚になる
- 自分の自由な時間がない(トイレにも自由にいけない)
- 思い通りにいかない(なぜ泣いている???抱っこもだめ、ミルクも飲まない、どうすれば???)
- 夜が長い、昼は眠い、寝不足で機嫌悪くなる
- 男性が平日昼間に子育て支援センターに行くと基本パパは一人、周りからびっくりされてなんだか落ち着かない
・・・専業主婦のお母さんを心から尊敬するようになりました。
一方で、もちろん子育ての楽しさも身をもって体験できました。長男が本当に日々成長する姿を間近で見ることができたのは本当に幸せでした。当時はちょうど長男が一歳になるころ、どんどん歩けるようになっていく様子に感動したことを今でも鮮明に覚えています。また、育児休暇前はあまり一緒にいられなかったため、基本妻がいないと泣いていた長男ですが、育児休暇後半には二人でお出かけにも行けるようになりました。そりゃ父親といえども、普段一緒にいない人だったら、不安ですよね。。。一緒に過ごす時間を重ねることが子供とのコミュニケーションをとるために重要と気づいてからは、一緒に近所の公園や動物園、図書館、お散歩、買い物等に毎日のように出かけました。
育児休暇終了
2か月の育児休暇生活は、日々の家事育児をこなしているうちに、瞬く間に終わりを迎えました。私とほぼ同じタイミングで妻も育児休暇を終了して正社員として復職しました。2か月という、妻の育児時間と比べるとわずかな時間ですが育児にかかわった私は、「育休前と同じ働き方をして残業&現場赴任生活をしたら妻は働きながらワンオペ育児になる。もし自分が逆の立場で働きながら子育てをすると考えるだけで気が遠くなる。共働きをするなら、家事育児も一緒にやろう!」と心に誓いました。
この誓いが中小企業診断士を目指すきっかけでした。
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