中小企業診断士になって経営的な知識を身に付け、企業内での活動の幅を広げようと考えたのち、実際にどのように試験勉強をしたのか説明します。その2
通信講座での勉強開始
2019年4月末に通信講座に申し込むと数日で資料一式が段ボールで送られてきました。
最初は8月3日、8月4日に実施される1次試験のうち、今年科目合格を狙う「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」の3科目の資料です。
が、資料の種類もたくさん。以下の3種の資料が3科目それぞれありました。
①テキスト(教科書的なもの)
②過去問題集
③補足問題集
講義は動画が通信講座の専用HPから閲覧・ダウンロードできました。
ん-、本当に3か月で合格までもっていけるか?というのが正直な気持ち。。。
とりあえず、1科目1か月でこなさなければなりません。
1科目概ね講義動画が12本程度、2日で1つ見ていくペースで進め、7月中旬~後半には講義を終え、試験直前は過去問を解く時間に充てるスケジュールを立てて勉強を進めました。
1次試験3科目の勉強を通じて
通信講座の教材
教材自体はとても使いやすかったです。
講義動画を見て、テキストで内容を確認し、過去問を解くということを繰り返すことで、問題をどんどん解けるようになることを実感できました。ただ、選んだ通信講座は「テキストは必要最低限の内容のみ記載」とうたっていた通り、過去問にはテキストに記載がない問題もありました。テキスト+過去問で合格までもっていくスタイルの通信講座であることを実感しました。
テキストや問題集はすべて印刷されたテキストとして送られてきましたが、それ以外にもネット上でデータのダウンロードも可能でした。
講義動画では科目ごとに講師がいて、テキストに基づき説明してくれるのですが、講師の質はバラバラというのが正直なところ。。。
とても分かりやすく、楽しい講義をして下さる講師もいれば、とても眠くなる講師も。。。
通信講座で講師は1科目1人なので、自分に合わない講師だった場合に講師の変更ができないことは一つのデメリットだと感じました。
選んだ通信講座では、過去問の各問題がテキストのどの論点に該当するのか明示されているうえ、論点ごとにまとまっていました。そのため、似たようなも問題を続けて解くことで知識を定着させやるかったうえ、間違った問題をテキストで振り返るのがとても楽でした。
また、過去問は重要度A,B,Cと分かれており、Aができれば60点(合格ライン)でB、Cはより難易度が高く高得点を目指す際に必要と明示されていました。時間がない中で最低限どの問題を解けばいいのか分かりやすく良かったです。
勉強方法
主な勉強方法は、以下の通り。
①講義動画を見る
②テキストで振り返り
③該当の補足問題集を解く
④講義動画・テキストを一周したところで過去問を解く
⑤過去問で分からなかったところはテキスト振り返り、覚える
⑥より古い年度の過去問を解く
仕事、家事育児、勉強の両立
私の場合、一番の問題は「いつ勉強するか」でした。
共働き家事育児生活が基本なため、6時前に起床、自分の準備ができたら子供を起こして保育園の準備。朝7時に家を出て、子供を保育園に連れていき、8時に出社。18時ごろに帰宅し、ごはんを作り、食事。その後子供と遊ぶ、入浴、子供の寝る準備をし、20時過ぎにベッドへ行って寝かしつけ。ここで子供がスムーズに寝ればよいのですが、うちの子はそうはいかず、寝かしつけに1時間かかることもよくありました。
そんな毎日であり、勉強できる時間は21時過ぎ~、もしくは早起きして~6時までの時間のみ。
当初は21時過ぎに勉強していましたが、仕事、家事育児の疲れもあり、すぐに眠くなってしまい全く頭に入りませんでした。それからは毎日4時半に起きて勉強を開始。子供は1歳ちょっとでまだ夜中に起きることも、明け方に起きることも多々ありました。夜中に起きた場合は順番に抱っこして寝かしつける、4時半以降であれば抱っこ紐を私がつけて、抱っこしながら勉強をしていました。
土日も基本的には家族で過ごし、勉強するのは子供が寝ている時間(明け方や子供がお昼寝をしている時間)のみでした。
仕事、家事育児をこなしながら、何とか勉強時間を捻出する日々でした。
試験が近づいてくると、妻が気を遣ってくれ、仕事終わりに1時間近くの図書館で勉強する時間を作ってくれたり、休日に1日時間を作ってくれることもありました。
妻も仕事・家事育児が忙しく、ストレスを感じているなか、感謝でいっぱいでした。
そんなこんなの勉強をし、あっという間に3か月が過ぎ、1次試験を迎えました。
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